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わかば会 講師コラム

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コラム

「古文が苦手な君に」

「現代文は点数が取れるけど古文は苦手だ。」という生徒の声がよく聞かれます。

それに対して、私は「英語を勉強するように古文を勉強してみたら?」
と答えます。具体的にはどんなやり方になるのでしょうか?

それでは、古文が英語と似ている点を考えてみましょう。古文を征服するのに必要なことは、英語と同じように、
まず、古文単語を覚えることです。最低300語くらいは必要です。

英単語は、3000語は必要ですから、古文はその10分の1ですね。
特に、現代語とは違う意味で使用される意味を多く持つ単語は、要注意です。

次に、古典文法の知識です。
英語で文法を勉強するのと同じことですね。

古文では、特に敬語と助動詞がまず優先されます。

なぜなら、試験で一番よく問われますし、読解のときの有力な武器になるからです。
敬語は、尊敬語と謙譲語とで約30語ありますが、
単語を覚えるのと同じように理屈抜きにまず暗記してしまうことです。

助動詞も、30種類ほどありますが、
活用・接続・意味を三位一体のものとして早いうちに暗記しなくてはなりません。


ここまでは、単語と文法をマスターするという点で、英語の勉強とそっくりですね。

しかし、
これらの知識をもとに古文を読んでも、まだあまり意味がつかめないかもしれません。
なぜなら、
古文は、英語と違い、主語(誰が)や目的語(誰を)や補語(誰に)がいちいち書いてないからです。

それらが書いてなくても、当時の人は文章が読めたからでしょうね。
しかし、私たち現代人には分かりづらいです。

それでは、どうやったら古文の流れやストーリーが分かるのでしょうか?
それには、文章中に主語・目的語・補語の書き込みをすることが有効です。

特に、主語は必ず書き込みの作業が必要になります。
主語を見つけるためには、すでに暗記された敬語と助動詞が手がかりを与えてくれますから、それらにも傍線を引くことです。
そして主語を類推するのです。

こうした作業によって、ようやく文章の骨組みが見えてきます。

まとめてみましょう。
1.最低300語の古文単語を覚えること。
2.尊敬語と謙譲語の敬語約30語を覚えること。
3.助動詞の30種類を活用・接続・意味を三位一体として覚えること。
4.敬語と助動詞を手がかりに、文章中に主語・目的語・補語を類推して書き込みをすること。

あとは、古文が書かれた当時の社会常識や、
和歌の技法に関する知識も徐々に増やしていけば、
だんだん点数がアップしていくこと間違いなしですよ!


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2019年度がはじまります。

わかば会では新しい年度の準備が整いました。

春期講習会を3月25日から開始します。
( 新中1と新高1の方はK型個別が、4回分まで無料です。)

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